【QRS】Quantum Racing Suspension
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メンテナンス

最新仕様にアップデート

QRSでは古い車でも、機会があれば改めて最新のパーツを装着して開発を継続しています。
このような最新の仕様は、オーバーホールのタイミングでアップデートすることが可能です。
アップデートとは、例えば10年前に販売された Ferrari F355 GTB 用のダンパーを、最新の仕様(例えば 2009 New Spec’)に組み換えることを意味します。
キャンペーンの対象車種は、Ferrari, Porsche, BMW, Lamborghini, Lotus 等のスポーツカーと国産車の一部です。
キャンペーンのアップデート時に交換される最新の部品は下記の内容を予定しています。
(これらの部品を全て交換すると言うことでは有りません。)

  • ピストン下取り交換
  • ピストンリング交換
  • ニードルバルブ交換
  • Low Speed Jet 交換
  • シャフトベアリング交換
  • フローティングピストン交換
  • シャフト交換
  • シリンダー交換

単純にオーバーホールといっても、以下のようにいろいろなパターンがあります。

1. 基本的なオーバーホール

ダンパーを全て分解の上、全てのオイルシールとオイル交換をします。
減衰力のバルブは仕様変更の有無にかかわらず新品に交換されます。
通常コンディションが良ければ、1台あたり¥100,000~120,000(+ TAX)が基本的なオーバーホールの目安となります。

2. 消耗部品の目安

例えば3年で30,000km 未満の走行距離であれば、消耗部品の類はそれ程出てこないと思います。
ましてや、御購入後一年未満で一度オイル交換等のメンテナンスを受けている車両であれば尚更です。
しかし、過走行、または5年以上メンテナンスを受けていない車両は、オイルに混じる金属粉によりシャフトやシリンダー等の肝となる部品の摩耗が予想されます。
この場合、基本的なオーバーホール代金の他に消耗部品の代金が加算されることになります。

  • シャフトベアリング交換
¥8,500 ~ 10,000 (+TAX)
  • フローティングピストン交換
¥7,500 (+TAX)
  • シャフト交換
¥18,000 ~ 22,000 (+TAX)
  • シリンダー交換
¥18,000 ~ 22,000 (+TAX)

(1本あたりの単価)

3. 仕様変更の部品代

仕様変更と言ってもその内容は様々です。

  • 車高が低すぎるので高くしたいが、プリロードだけで車高を上げると乗り心地が悪くなってしまう。そこでダンパー全体を長くして車高を上げたい。
  • スプリングが固すぎて自分の使用目的には会わない。そこで、もっとソフトなスプリングに交換して、ゆったりと乗りたい。ただし、車高は変えたくない。
  • 乗り心地を優先した使用で作ってもらったが、慣れてくるに従い物足りなくなってきた。そこで、バネレートを徐々に固くしてきたが、減衰力のマッチングがとれなくて200km/h 以上でピョコピョコする。

この場合、新しい部品に交換すると言ってもその部品代はこれだけ掛かります。

  • ピストン下取り交換
¥25,000 (+TAX)
  • ピストンリング交換
¥3,500 (+TAX)
  • ニードルバルブ交換
¥1,500 (+TAX)
  • Low Speed Jet 交換
¥1,500 (+TAX)
  • Hyperco スプリング(=2本)
¥28,000 (+TAX)
  • Eibach スプリング(=2本)
¥18,000 ~ 20,000 (+TAX)
  • ヘルパースプリング(=2本)
¥18,000 ~ 23,000 (+TAX)

(1本あたりの単価)

そこで今回のキャンペーンとは・・・・・ その1。

スプリングを簡単に変えると言っても、1台あたり¥36,000~96,000(ヘルパースプリング含む)。
もし弊社が所有する中古スプリング等で対応できる場合、無料交換キャンペーンを行っています。

今回のUP DATE キャンペーンその2。

オーバーホールの基本的な金額の目安(1台あたり)¥100,000~120,000にこれらを全てプラスすると、1台分の価格が¥250,000~350,000が見込まれます。
この、オーバーホールと新しく開発された部品のアップデート(=仕様変更含む)等を盛り込んだ作業を¥200,000+TAXにて。
これで、新品の商品を注文した時と同じように、お客様の仕様目的に見合わせた仕様となります。

Notice

  • 商品のコンディションにもよりますのでまずは見積もりを。
  • なお、破損部品の交換は実費掛かります。
  • ブッシュやベアリング等の消耗品はキャンペーンの対象外です。(実費掛かります。)
  • 最新のバージョンアップと過去の仕様の違いについては、お気軽にお問い合わせください。

オーバーホール UP DATE キャンペーンは、弊社なりの審査基準があります。 お申し込みの際は、オーバーホールの申込書と、新品の商品をご注文する時と同じオーダリングシートにご記入の上、メールまたはFAXにてお送りください。

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オーバーホールの目安

QRSの商品は、シリンダーの内面にも高価な表面処理を施しています。
従って、そこから発生するスラッジ等のオイルを汚す要素は少ない作りとなっています。
しかし、機械部品である限り、また、オイルは経年変化により酸化するため、オイル交換は早めに行うに越したことはありません。
例えば、オートバイのフロントフォークをメンテナンスしたことがある方なら経験があると思いますが、だいたい1500キロ走行ぐらいからフォークの作動がラフになり、2000キロを超えてオイル交換をすると、真っ黒に汚れたオイルが出てきてびっくりしたのではないでしょうか?
これは、アルミ製のシリンダーの内面が表面処理のない地肌(オートバイのフロントフォークの場合)であるためで、そこをピストン(ピストンリング)が摺動してスラッジが発生、オイルを汚すのです。
また、これらのスラッジは元々微細な金属粉なので、粒子の粗いコンパウンド同様、シリンダーの内面を消耗させる直接の原因になります。

QRSが考える、適正なメンテナンス時期は、次の3通り。

1. 早期のオイル交換

  • オーバーホールと言うことでなく、1回目のオイル交換を1年~1.5年で実施。
  • この場合のオイル交換代金は、減衰力のバルブ変更(新品に変えるだけ又は仕様変更も可能)を入れても5万円~6万円です。(過走行の場合はこの限りではありません)
  • その後のオーバーホールは、オイル交換後3~4年で実施した場合10万円~12万円が見込まれます。
  • こうした場合のメリットは、オイル交換による初期摩耗を極力抑え、ご購入から4~5年と新品時のコンディションを長く維持できる点にあります。特にトラブルにつながる要素が発見された場合、お客様個々の使用条件に合わせて、何らかの対策をすることもできるので、健康診断の見地からも推奨します。(例えば塩害などから保護防鎮対策)
  • 3~4年でお車を買い換える方であれば、オーバーホール無しでお使いいただけるメリットがあります。
  • 仮にオーバーホールをするにしても、初期摩耗の原因物質を取り除いていますので、後々のメンテナンスで交換部品が最小限に抑えられます。
  • また、購入後、微妙に気になるダンパーの固さを、オイル交換のついでに仕様変更するのもおしゃれです。
  • 3~4年で車両を売却する場合のメンテナンス費用は5万円~6万円です。

2. 3年で30000キロを目安にオーバーホール

  • オーバーホールとオイル交換の違いは、ダンパーを全バラにして、すべてのゴム類を新品にすることです。
  • この場合のオーバーホール代金の目安は10万円~12万円です。
  • 5~6年目にお車を入れ替える場合、売却時のダンパーのコンディションは問題ないと思いますが、次回2回目のオーバーホールには、ある程度の消耗部品が発生することが予想されます。(走行距離が50000キロを超えてくるので)
  • この場合、消耗部品を交換すればその先3年は安心してご使用いただけますが、1~2年のコンディションの維持を目的にした、オーバーホールであれば代金の目安は10万円~12万円ですむと思われます。

3. 5年以上メンテナンスをしない

  • オイル交換もオーバーホールもしないで、5年で50000キロ使用した場合、予期せぬ消耗が起きる可能性が高くなります。
  • 2009年以降の新しい表面処理は、ベンチ上の摩耗試験結果から50000キロ走行程度の場合、表層面の膜厚は50%以下の摩耗しか確認できませんでした。
  • しかし、経年変化による油膜の(オイルの)保持能力の低下は、この摩耗試験では反映できませんので、消耗部品の発生する確率は高くなってきます。
  • シリンダーやシャフトの摩耗を前提とした、ダンパーオーバーホール代金の目安は15万円~18万円となってきます。
  • ただし、そのまま車両を売却した場合、メンテナンス費用はかかりません。

以上のように、1回目のオイル交換の実施を早めに行っていれば、長い目で見た場合、安価ですむことが実証されています。極端に言えば、オイル漏れさえ発生しなければ、オイル交換だけで10万キロ以上ご使用いただいているお客様もいらっしゃいます。
弊社の耐久テストに使用している車両でも、30000キロ~40000キロ毎にオイル交換は実施しますが、特にオーバーホールしないまま160000キロ走りました。

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中古部品の流通に警告

QRSでは中古部品の流通をとても危惧しています。
それは、ショックアブソーバーが本来消耗品であり、定期的なメンテナンスを受ける、または交換する部品と言うことを認識せずに、中古部品を購入されている方が多いからです。
QUANTUMは日本で発売以来すでに20年が経過しました。
今でも当たり前のように、15年以上前の商品がオーバーホールで帰ってきます。
通常であれば考えられない耐久性の証明ではありますが、そのコンディションはまちまちです。メンテナンスの行き届いたダンパーは、オイル交換だけでまだまだ使える状態ですが、メンテナンスを受けていないダンパーは、シリンダーやシャフトを交換する必要が出てきます。

他社の製品では、標準小売価格が15万円~20万円の商品をオーバーホールする場合、およそ8万円~12万円くらいの費用が掛かるようです。この場合のオーバーホールに対する新品時の価格との比率は50~60%です。
それに対して、そもそも40万円以上していたQUANTUMを12万円でオーバーホールした場合、25~30%でしかありません。オイル交換だけなら5~6万円なので12%~15%です。
しかし、3年で3万キロ走行のQUANTUMをオーバーホールするのと違って、年式もわからなければ走行距離もわからない商品は、場合によっては18万円~22万円掛かります。それでも40~50%です。

また、セミオーダーシステムをとるQUANTUMが新しいオーナーの使用目的にあっているかも疑問です。サーキット走行仕様の商品を買ってきて、スプリングを交換し、ダンパーをオーバーホールのついでに仕様変更すると言っても、スプリングは1台分で5万円~8万円と意外と高価です。不要なピロアッパーをやめて、音がしづらい強化ラバーブッシュタイプのTOPマウント等、オーバーホール代金とあわせて軽く20万円は超えてきます。

最悪なのは、中古部品の業者が、ダンパーの消耗をわかっていて販売するケースです。
QUANTUMは外観を洗浄することによりきれいになってしまうだけに、被害に遭う方が続出しています。中古部品の流通には、ダンパーが消耗品であり、メンテナンスを受けてコンディションを維持していく部品であることを認識した上で対応をお願いします。

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中古部品の上手な利用法

QRSが考える中古部品の活用法として、唯一上げられるのがダンパーの再利用ではなく、TOPマウントやスプリングと言った周辺部品の再利用です。
極端な話、他社の部品を使ってクアドラ・ダンパー単体と組み合わせて見てはどうでしょうか?
QRSではダンパー単体の販売と、それを現在お持ちの部品に装着するお手伝いを行っています。
お気軽にご相談ください。

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中古部品に対するポリシー

QRSでは中古部品の流通に際して、次のように考えています。
お客様のご要望にお応えできない面もあるかとは思いますが、PL法で製造者責任がある限り、弊社自身が見て、さわって、判断する以外、一切のご質問には応じられませんのでよろしくご査収のほどお願い申し上げます。

  • 中古部品の取り扱いや欠品部品に対して、売り主と買い主の間での責任でやりとりをしてください。
  • 減衰力の調整方法も、商品を確認せずお答えすることはできません。
  • よく小ネジ一個のお問い合わせや、カラー類が付いていない等のお問い合わせをいただきますが、お手元の商品を弊社に送っていただき、弊社が安全を確認した上でなければ、一切の部品供給は行っていません。
  • この時に、オーバーホールが必要と判断した場合には、事故防止のため、オーバーホールの作業の過程で、完成品にして出荷することが前提となります。
  • また、TOPマウントブッシュの交換は推奨しますが、ダンパーのマウントブッシュの交換は、ブッシュのハメ合いや作動確認が難しく大変危険ですのでおやめください。そもそも、ダンパーマウントブッシュの交換が必要なときはオーバーホールの時期です。
  • 最近よくある問い合わせは、これから中古部品を買う方からの質問が増えてきました。そのほとんどが、お客様のお手元にすら商品がない段階でのお問い合わせです。ネットオークションに掲載されている商品の商品内容に関するお問い合わせに対して、残念ながら、QRSはセミオーダーシステムを取っていますので、装備の違いによる価格差を、実際にその商品を確認しないことには把握できません。

上記の通り、中古部品の流通に対して、弊社でお手伝いできることは、オーバーホールを実施する過程で送られてきた商品を完全な状態にして出荷することだけです。
皆様のご協力とご理解に感謝いたします。

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