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T3-CR

Quantum

Quadram

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QUANTUMのハイエンドモデル T3-CR


アルミ削り出し、2wayリザーバー・タイプのダンパーです。
シャフト側にある減衰力ロースピード・アジャスター(バンプ&リバウンド同時に変化)に加え、リザーバータンク側にあるハイスピード・アジャスター(高速のバンプ側のみ変化)の2種類の調整機能により、サスペンションの動き始めの特性と、奥の方の特性を別々に調整する事ができます。
ハイスピード・アジャスターの特長は、路面の細かな凸凹に対して鈍感な反面、大きなサスペンション・ストロークに対して絶大な効果があることです。
つまり、走行中の相反する状況に合わせて、個別にセットアップできることになります。


QRS T3-CR 2way Reservoir
is our most versatile damper. It has a good performance in both short travel/high frequency and long travel/low frequency situations. Separate low speed CD/RD adjuster and high speed CD adjuster can offer independent control for each situation.
T3-CR has a Remote Reservoir Tank which contains the high speed compression adjuster. The high speed CD adjuster of the 2nd Piston is operated by the displacement of oil from the change in volume caused by Damper shaft ingress.  Thus the high speed CD adjuster has a greater effect at large shaft displacements due to the increase in the flow of oil but has an insignificant effect at the smaller shaft displacements due to the reduced oil flow.


シャフトにあるロースピードアジャスター

ショートストロークで高周波な動きに対して有効。
ダンパー・シャフトの動きに合わせてダイレクトに機能するため、細かな振動に対するダンパーの効き出すレスポンスを調整できる。
主にダンパーの伸び側(リバウンド)減衰力を調整する。
あまり強くしすぎると、路面の細かな振動を車体に伝え、跳ねやすくなる。


リザーバータンクにあるハイスピード・アジャスター

ロングストロークで低周波な動きに対して有効。
ダンパー・シャフトが密閉されたシリンダーに入っていくと、それに押されたオイルがリザーバータンク側に移動する。
ハイスピード・アジャスターは、シャフトに押されたオイルをリザーバータンク側で調整するので、微少ストロークでは効果が少ない。
しかしサスペンションが大きくストロークする時には、縮み側(コンプレッション)減衰力がきっちりと車体の動きを押さえる。
S字での切り返しなど、伸びきった状態から一気にフルバンプする様な状況で、抜群なハンドリング特性を示す。


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