Development
 
QUADRAM :: Introduction Introduction for QUANTUM


Quadram for Domestic

QRS が創りだすQUANTUMとQuadra
ポルシェやフェラーリと言ったスーパーカーを熟知するQUANTUM レーシングダンパー。
突き上げ感のない独特な乗り心地は、カドの丸いメリハリのあるQUANTUMオリジナルの世界です。
低圧ガスモノチューブ構造でしか成し得ないその上質感は、軽量&ローフリクションと言った基本性能を積み重ねてきた自然体で、20種類以上の特性の違うメインピストンがそれを支えます。

QRS (Quantum Racing Suspension) は、創業以来QUANTUM の基本ユニットをベースに商品開発を続けて参りました。プロフェッショナル・レーシング・チームを含む、お客様個々の使用目的や要望をお聞きしたうえで、車高、バネレート、減衰力特性、そして減衰力をご提案するセミオーダーシステムは、技術の証です。

2008年、QRSから国産車用に新しいブランドQuadram(通称 クアドラ)が発表されました。
ヨーロッパ車の最新のトレンドを盛り込んだそのセッティングは、QUANTUMの設計&開発のノウハウをふんだんに盛り込み、QRSが新たに国産車用として仕立て直した最新のスペックです。

Rolex or Tudor

Rolex に対する Tudor
Quadram(クアドラ)の心臓部はQUANTUMと全く同じメインピストンを使用しています。
スチール製シリンダーは表面硬度を Hv950に設定。これはシリンダー内にも同様に施されているので、ここからのスラッジ等の発生は無いに等しく、そもそもアルミシリンダーよりもローフリクションです。さらに外周には皮膜が硬くて厚い電着塗装がおごられました。
QUANTUMのセカンドピストンは省略されながらも、QUANTUMの低圧ガス(4bar~7bar)に対してQuadram(クアドラ)は5bar~8bar に収まりました。これはメインピストンの減衰力特性によるところが大きく、油圧部品としての確かな設計に裏打ちされた結果です。
1930年代にRolex のディフュージョン・ブランドとして誕生したTudor。
そんな使命を負って誕生したのがQuadram(クアドラ)です。

T5-RS vs Quadram


T5-RS との性能差は?
良くある質問です。
150kgf以上にCOMP側減衰力を上げるような特殊車両(2~3種類)は別にして、90%以上の国産車はそこまで COMP側の減衰力を上げることはありません。
N-1 耐久のZ34 でさえもCOMP側はわずか90kgf。
類似他社製品と比較しても、低圧ガスのアドバンテージは絶大です。
構造が違う、たしかにT5-RSとの違いはあります。
しかし設計が新しいと言うこと=技術的にクリアしていると言うことです。