brand new “QUAD-T5” and “QUANTUM T5-RS”. Touring Spec’ and Sport Spec’ QRS (Quantum Racing Suspension) からAUDI RS4 用サスペンションキットが発売されました。 新たに開発された QUAD-T5ダンパーをベースに、ハイパコ・スプリング(またはアイバッハ)と純正TOPマウントを流用してキットにしています。 減衰力調整式 QUAD-T5 は、オーバークォリティと言われた名機T5-RSに変わるモデル。 セカンド・ピストンを装備しなくても 3bar〜8bar の低圧ガスモノチューブ構造になっています。 こだわる方のために、 QUANTUM T5-RS も設定に入れておきました。 QRS では 1995年以降の、歴代アウディ用サスペンションキットを全て開発してきました。 長期間積み重ねてきた商品開発。その過程において、エンジンがフロント車軸の前に搭載された特異なレイアウトゆえの進化の方程式=アウディ開発陣の表現したいことを探りながらの作業です。 RS4-B7は、A4の車体に V8 4.2NA がフロントにぎっしり詰まったプレミアム・カー。 420ps のヘビー級エンジンが車軸の前に搭載されています。 ベースになっているのはDセグメントのA4 なだけに、トレッドは広げられているものの、ホイールベースは短いまま。 アウディの縦置きエンジンに共通するフロントのピッチングは、特に気になる車です。 前後マルチリンク式サスペンション構造は、剛性感たっぷりなシャーシではあるものの、複雑なデザインを採用したリンク機構は、お世辞にも作動性が良いとは言えません。 そのため、ダンパーの減衰力を単純に強くしていくと、ゴツゴツして高級感が損なわれ、逆に弱くしていくと上下動が止まらなくなる難しさがあります。 バネレートにより、プレミアムカーにふさわしい高級感ある乗り心地と、峠〜高速を楽しめる仕様が選べます。 よりサーキットでのスポーツ走行を意識した仕様では、ストリートでのかたさはあるものの、高速コーナーの安心感は捨てがたいものがあります。 限界付近での露呈するアンダーステアは、アライメントによっても大分改善されます。フルタイム4DWならでわのトルク配分の制御により、オーバーステアとは無縁な車なので、大胆なセッティングも試してみてはいかがでしょうか? |
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