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Britain Made

About QRS

How to set-up

1990年に創立した英国QUANTUM。
英国の南、その中心部で、レーシングカー用ダンパーの設計&開発をしているサスペンション・メーカーです。
ユーザーの全てはプロフェッショナル・レーシング・チーム。
BMWやアルファロメオのファクトリー・チームも名を連ねます。

QUANTUMのルーツは遠く1980年代、オフロードのBIGネーム=FOXや、インディ・カートで有名なペンスキーのダンパーを設計したエンジニアが、F1チームからのオファーを受けてヨーロッパに渡る所にまでさかのぼります。

各F1チームとのプロジェクトを通して培われたテクノロジーを結集して創られた、全く新しいコンセプトの商品”QUANTUMレーシング・ダンパー”は、ヨーロッパを舞台にF1, DTMをはじめ、あらゆるレースを席巻しました。
その最新のテクノロジーは今、惜しげもなくQUANTUMストリート用サスペンション・シリーズに注がれています。


Home of Formula 1

最先端の技術とクラフトマンシップの融合により、初めてフォーミュラ1の開発が可能となります。
アメリカやヨーロッパをはじめ、世界各地に輸出されているレーシングカーの生産は、英国王室も認める伝統工芸のひとつです。
それを陰で支えているのは、ハイクオリティ&少量生産を貫き通す小規模部品メーカー、そして彼ら独自のノウハウ。
細部の造り込みにまで頑固にこだわる英国人気質は、小ネジひとつ取ってみても、そんな職人たちの情熱を写し出しています。



Rebirth of Racing Damper

エンジン、コンピューター、エアロダイナミクス・・・
モータースポーツの歴史は技術革新の歴史です。
その波は、それぞれの分野に分かれて個々のスピードで流れてきました。例えばエンジンパワーの追求は、確かに人々を魅了させる何かがあります。
自動車が発明されて以来、多くのエンジンビルダーが、日進月歩で開発を進めてきました。
また、近年のコンピューター部品のめざましい進歩は、それまでのキャブレターを使ったエンジンの常識を根本から改め直す勢いがあります。
それらに比べ、ダンパーの進歩はゆっくりと、そして静かに歩んできました。
1950年代に始まるオイルダンパーの流れは、1963年に発売されたコニ・レーシングに代表される復筒式ダンパーや、1970年代の単筒高圧式ダンパーに受け継がれ、その後あまり大きな波も起こらぬまま1980年代が過ぎて行ったのです。

しかし1990年になり、そのウエーブは突然やってきました。
それまでのダンパーの特性を示すひとつの基準であった「0.3m/sec(または0.5m/sec)で○○kgfの減衰力」をはるかに凌ぐ、0.001m/secの次元で開発されたQUANTUMは、単なる減衰力の強弱だけでなく、マシーンの運動エネルギーを減衰させて行く、ダンパーの過渡特性でさえもコントロールを可能にしたのです。
F1チームが、限られた時間の中でマシーンのセットアップを行うためには、サーキットでダンパーの分解調整をする必要がありますが、バンプ(縮み側)とリバウンド(伸び側)のバルブを個別に変更できるQUANTUMは、サスペンションのセットアップの手法までも変えたのです。




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